女子バレーワールドグランプリ、初戦ロシア戦

女子バレーワールドグランプリ、初戦ロシア戦、勝てました!いやー良かったです。ほっとしました。


相手のロシアチームですが、前評判では、チームの若返りの最中で、まだ荒っぽくまとまりも良くないということでした。その通りで、これは勝たなきゃ行けない試合でした。


とはいえその未熟なロシアチームに、日本は結構苦労しました。上から強いスパイクを打たれるのは、ある程度は仕方が無いとは言え、ミドルブロッカーに急造のサイドの選手を当てた「ハイブリッド6」では、ますますブロックで止められない。これが真鍋監督の言う「リスクは覚悟の上で」と言う事なんでしょうか。


■<女子バレー>既成概念捨て挑む非常識な新戦術「Hybrid6」とは──眞鍋監督に聞く。(全4ページ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140819-00000023-wordleaf-spo&p=1


……うーん。この戦術、私はあまり賛成できないなあ。


今現在のヴァリボVリーグでは、大友、杉山、荒木等、ミドルの良い選手がこぞって引退あるいは産休しています。ほぼ若手しかいない現状なのです。(山口、井上ぐらいか)そこを逆手に取ったのか、新戦術「Hybrid6」なんでしょうけど、どうにも開き直り、破れかぶれにしか見えない。ミドルブロッカーなんて要らないとでも言うのでしょうか。でもね、速攻なりバックアタックなり、相手真ん中からの攻撃には、誰かが飛ばなくてはイカンのです。攻撃面でも、クイックがまったく無いんじゃお話にならない。アタッカー全員がミドルの役割を出来るように、と言うのは、あまりにも理想だと思うんですよねえ。付け焼き刃じゃ、若いロシアには通用しても、がっちりベテランを配置したチームには、先にばんばん点を取られて、はい終わり、ってなことになりはしないか?心配です。


ともあれ勝てて良かったです。ベテランリベロ佐野が復帰が非常に大きいですね。セッター宮下にとって、すごく心強いはずです。 あとハイブリッド6システムを取ると、守備のうまい新鍋を常時固定で出しても、その上で江畑、長岡、石田(石井)が使える。これも大きいですね。 山口選手は途中ちょこっと出ました。速攻にブロックにやはり本職です。私はまず彼女をミドルに固定したほうがいいかなーと思うんですけどね。