ワールドミュージックにおけるブラジル音楽
で、自分も可能な限り、各地域のワールドミュージックを聴いてきたが、言葉が違うだけで音楽的には、欧米ロック・ポピュラーとほぼ同じじゃん!てケースも多い。特に基本リズムのグルーブ感。ドラムとエレキベースを使ってロックビートで、ってケースがやはり多い。そうなってくると面白くない。アフリカ、セネガルのユッスー・ンドゥールとか、好きだけど、リズムはロックだと思う。
リズム・グルーブが明らかにロック・ソウルと違うノリだなあ、と私が感じたワールドミュージックは、
1,サルサを中心としたアフロキューバン音楽
2,私の最愛のブラジル音楽
3,インドネシアのクロンチョンとかダンドットと言われる音楽
この3つが図抜けて面白い。あくまでワタシ的にだが、ロックと全く違うリズム・グルーヴながら、ちゃんと乗れるダンスビート音楽だと感じる。
で、この3つのうち、楽曲の形式が、イントロ→Aメロ→A'メロ→Bメロ~2番……と、アメリカの昔からのポップスの形式に一番忠実に乗っとって作っているのが、ブラジル音楽である。段落がわかりやすいのだ。他の2つも準じてはいるが、やや形式が複雑でわかりづらいケースもある。さらにサルサなどは、歌ものと言うより器楽演奏中心でモダンジャズに寄っているバンドも多い。
その点、ブラジル音楽はあくまで歌もの中心。(例外もあるけどね)しかもアコースティックギターでの弾き語りを軸にした、パーソナルな、個人的・内省的な歌がほとんどだ。アメリカのフォーク系SSWに近いと思う。その点もなんとなく、ブラジル音楽が「親しい音楽だなあ」と感じる所以だ。
あけましておめでとうございます!
あけましておめでとうございます!
一昨年から昨年、実は体調面のなーんとなくの不調を抱え、ほぼ引きこもる1年でした。
そのかわり音楽制作面を頑張れた年にはなりました。
今年は、どうなるかなあ。ちょっと様子を見ます。
またぞろ、よろしくおねがいいたします。m(__)m
吉田秋生「海街Diary」9巻
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4091670881/
映画にもなった吉田秋生の連載がこの度完結、単行本最終巻が発売になりました。鎌倉を舞台とした4姉妹のホームドラマ作品。最初は「あのバナナフィッシュのハードボイルドアクション描いていた人が、なんと枯れたもんだ」と思いましたが、読んでみるとやはりとんでもない名作でした。最終巻でも雑多な登場人物を主人公一家と関連付けながら話を決着させていく、ストーリー作りの手際に一流作家の腕が感じられ感心しました。もともと少女漫画っぽくないあっさり系の絵柄、男性でも十分読みやすいと思いますので是非に。
テリーの今年よく聴いたアイドルベスト5
それでは、毎年好例、テリーの今年よく聴いた曲・アイドル編ベスト5、いってみましょ。 (こっちは一応、発売年度も加味してます。)
RYUTistはなぜかB面曲が良いことが多い。これはインドネシアのAORバンド・イックバルが手がけたナンバー。文字通り浮遊感があるアレンジがいい。宇宙に着目した歌詞がつくはずだわ。
4位■Negicco「グッデイ・ユア・ライフ」
最愛のネギちゃんずは今年はアルバムが出ました。その中からはメインProdのConnieさん作品のこの曲が良かった。高速道路会社のCMソングで、「故郷で待ってる人がいる、ハイウエイで帰ろう」の歌詞がロコドルNegiccoに合っていて見事。ノスタルジーを誘う。
3位■つりビット「TOKYO WONDER GIRL」
来年3月いっぱいで解散が発表された。未だに納得がいかないがこれは本当にいい曲。皆大人になってきてこれからだと思っていたのになあ。(TT)
2位■MELLOW MELLOW「マジックランデヴー」
メジャーアイドル「さんみゅー」からのスピンオフユニット。王道の本家とは違いこちらはディスコ/ファンク路線。フィロソフィーのダンスの作曲家・宮野弦士が手がける楽曲の良さと、全員150cm以下のちびっこグループで可愛くてやられました(笑)歌もセンターのセナちゃんを中心になかなか安定。
1位■Kaede (Negicco)「ただいまの魔法」
Negiの末っ子・かえぽのソロ曲が今年の1位です!自分でも意外です。彼女が以前からファンだと公言していたトライセラトップス和田唱作詞作曲。念願叶って彼女頑張ったのでしょう。そっけない歌い方の端々にセンスが光ると思う。なんとなく男性バンドのボーカリスト的な歌唱法のような。家族愛をテーマにした温かい歌詞もいい。ゆっくりと歌と音楽センスを磨いてきた彼女に拍手。
テリーの今年よく聴いた洋楽ベスト5
それでは、毎年好例、テリーの今年よく聴いた曲・洋楽編ベスト5、いってみましょ。 (発売年度は関係なく、自分が今年聴いて良かった曲たちです)
5位■Horace Siver「Blowin' The Blues Away」
いきなりJAZZ(苦笑)モダンジャズには引き続き入門中ですが、どうにも皆が良いというコルトレーンやマイルス、ビル・エヴァンスあたりはピンと来ません。あーゆーのだったらこのホレス・シルヴァー(P)のように、元気よくガコガコ弾きまくる方が好きです。
4位■渡辺貞夫「Samba do Marcos」
邦楽じゃん(苦笑)今夏は史上稀な猛暑だったせいか、トロピカルなフュージョンインストを聞いて涼むことが多かったです。その中でも全盛期70年代後半〜80年代前半のナベサダは、やっぱ良かったなと改めて。アルバム「Morning Island」から。
3位■Lovin Spoonful「Do You Believe In Magic」
春先にはまったのがこれ。ジョン・セバスチャン率いるこのバンドは60年代が全盛期で、日本ではイマイチの知名度かなあ。音楽制作仲間とメール交換していて「このバンドいいね!ぜひコピーしよう」となったのがきっかけです。ポップなナンバーの他、意外やブルース曲も結構多かったですね。
2位■Aretha Franklin「Rock Steady」
今年最高に悲しかった出来事の一つが、このソウルの女王の逝去でしょう。そういうわけで私も慌ててアルバムを何枚か買いました。でも彼女のボーカルは何しろヘヴィなので、涼しくなってからやっと聞きました。60年代のシンプルなR&Bがやはり良いですが、今回はあえて72年のこの曲を。バーナード・パーディ(Ds)チャック・レイニー(B)の演奏も聞きものです。
1位■Marisa Monte「Amor I Love You」
今年は何故か、ブラジル物を狂ったように聞きまくった年でした。女性歌手もベテランのマリア・クレウーザやガル・コスタから比較的若手のベベウ・ジルベルトやホベルタ・サーまで。その中で中堅(?)のこの人、マリーザ・モンチは、やっぱりブラジルを代表する大スターだなあと。大物がこぞって彼女の為に書いた楽曲群もどれも素晴らしかったです。
ボーカル用マイクのおすすめ、現状調べ。
えー、ちょっと別件で、ボーカル用マイクの現状について調べてみました。なかなか中級機(五千円前後)に良い物がなくて困りました。ライブコンサートでしっかり使えるものとなると、1万〜1万五千円台です。高いなあ。
3千円の廉価機。JTS MK-680は、カラオケマイク並みの安さでも音がマトモだと、評判がいいです。ただやはり一定期間経つと壊れやすいようです。うちのも雑音が入ります。
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/155557/
中級機だとオーディオテクニカ PRO-100が評判がいい。国産で安心。優等生的にバランスもいいそうです。ちょっとごついかな。
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/16859/
世界No.1定番中の定番はこれ。シェアーSM58。プロの機材レンタル屋さんなら、多分99%これを出してきます。私も何度か使いました。ハウリングに強く野外向け。人間の声域をわかっているかのように音がまとまります。男性ボーカルにはベスト。でも繊細なソプラノコーラスとかにはどうかなあ。
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/69782/
女性ボーカル向きと言われているのがこのメーカー。Audix。OM3てのが手頃です。これがイチオシ。関係しているコーラスグループさんにもお勧めしました。でもこれも結構重い。で高い。
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/18079/
このどれかの選択でしょうね。
あ、接続ケーブル。メーカーは標準的なカナレがいいでしょう。
5m:https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/22589/
3m:https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/22536/
アイドル楽曲大賞2018に投票しました。
【メジャーアイドル楽曲部門
】
1位 ガールズアワー / MELLOW MELLOW
モータウン歌謡の楽曲はむしろマニアック。どメジャーにこれを「やられた!」感がある。
2位 魔法を信じる? / SOLEIL
60年代路線でこれもマニアック。これまたしてやられた。
3位 花火と漫画とチョコと雨 / はちみつロケット
おかしなわたしとはちみつのきみ、も良かったが。
4位 kissはあげない / 東京女子流
大人になってきて素敵。
5位 でかどんでん / 私立恵比寿中学
【インディーズ/地方アイドル楽曲部門】
1位 ただいまの魔法 / Kaede (Negicco)
そっけない歌い方の端々にセンスが光ると思う。ゆっくりと歌と音楽センスを磨いてきた彼女に拍手。
2位 グッデイ・ユア・ライフ(下り ver.) / Negicco
Connie氏の鉄壁ファンキーポップ。故郷で待ってる人がいる、ハイウエイで帰ろうの歌詞が、高速道路会社のCMに合っていて見事。ノスタルジーを誘う。
3位 TOKYO WONDER GIRL / つりビット
解散はいまだに納得がいかないが、これは素晴らしい曲。
4位 無重力ファンタジア / RYUTist
いわゆるB面曲。宇宙に着目した歌詞と、文字通り浮遊感があるアレンジがいい。
5位 knock / まなみのりさ
男の子目線の僕もの歌詞がさわやか。
【アルバム部門】
1位 『MY COLOR』 / Negicco
4作目でもクオリティーはまったく落ちない。アイドルのみならず、ポスト渋谷系として日本を代表する音楽・グループである。
2位 『AHEAD!』 / 脇田もなり
セカンドアルバム。ファンキーソウル路線はますます絶好調。
3位 『My Name is SOLEIL』 / SOLEIL
中学生美少女に60年代マージービートを歌わせる発想がすごい。
【推し箱部門】
Negicco
箱推しは永遠に変わらず。