【訳詞】The Kinks「Waterloo Sunset 」



ウオータールー駅の夕暮れ/ザ・キンクス
(作詞作曲:レイ・デイヴィス)


よどんだ古い河が 夜に向かって流れ
人々は忙しく タクシーの薄暮灯に目眩がしそう
友達が要らない訳じゃないけど
ウォータールー駅の夕暮れを眺めている限り
ここはパラダイスだよ


毎日僕は、窓から世界を見下ろしている
底冷えする、ウオータールー駅の夕暮れを


テリーとジュリー、金曜の夜には駅で待ち合わせ
僕はと言えば出不精で、大概夜は家に居る
友達が要らない訳じゃないけど
ウォータールー駅の夕暮れを眺めている限り
ここはパラダイスだよ


毎日僕は、窓から世界を見下ろしている
底冷えする、ウオータールー駅の夕暮れを


何万もの人々が、虫みたいに地下鉄に吸い込まれて行く
テリーとジュリーは川を越えて、静かな場所へ行くのだろう
友達が要らない訳じゃないけど
ウォータールー駅の夕暮れを眺めている限り
彼らにとっても、ここはパラダイスさ


ビートルズストーンズと並び称される、英国ロックの老舗バンド「キンクス」。レイ・デイヴィスの人を食ったような、ちょっと癖のある音楽性が売りでしたが、この曲はしっとりとした夕暮れの情景を美しく歌にしています。