■普通の人はCDなんてもう買わなくなった


・・・某ネット友の所で「CDが売れなくなった」ってな話題が出ている。


ダウンロードに押されたから、と言われているが、本当にそうなのか。そんなに皆、PCやスマホで落として聴いただけで満足なのか。信じられない。部屋でゆったりオーディオで聴かないのだろうか。音楽の所有欲を満たしてくれるCDパッケージに、胸ときめく事はもう無いのだろうか。


バブル時代のワカモノだった我々は「音楽通」である事も、一つのステイタスだった。今はそんなかっこつけも見抜かれてしまったから、実を取ってぱっと聴けるデータの方が良いのだろうか。


制作側、供給側はどうなんだろう。バブルがはじけてからも、CDは価格自由にならず独占状態だった。昔から訪米に比べて高かったが、低成長時代にますます割高感が増した。これでは財布の口も開けられまい。企業努力が、ほとんどなされていなかったのではないか。中間マージン、ミュージシャン側の制作コスト、見直すべき点は多々あるのではないか。


商売になりやすいアイドルやアニメ声優さんもの、あるいはタレントの奇異な話題性を優先し、粗雑に量産を掛け、本当に良い音楽を「売れない、プロモート出来ない」といってないがしろにした、そのツケもあるのではないか。ミュージシャン側も「俺たちはアーティストだから」と言って、何時間も無駄なスタジオ作業にお金を使ったり、奢り高ぶった面があるのではないか。


つまり結論は、良い物を安く作れば、CD等のパッケージ音楽も、ちゃんと売れるのではないか、と思うのだ。


またダウンロード販売に、レコード会社が当初否定的だったが、これは改善されて来たね。CDじゃなく、例えばUSBメモリでのデータ販売とかも、どんどんやってみるべきだと思う。