自分で「歌って」見ました。

・・・えー、遊びで、ちょっと自分で「歌って」見ました。


加藤和彦のカバー「愛したのが百年目」
http://musictrack.jp/musics/38669


伝説のプロデューサー/作曲家、加藤和彦さんのソロアルバム「あの頃、マリーローランサン」からの選曲です。


2009年、残念な形で天に召されましたが、フォーク・クルセイダーズ、サディスティック・ミカバンド、そして「ヨーロッパ三部作」に代表されるソロ作品。奥様だった作詞家・安井かずみさんとの数々の作品・・・。忘れられません。


歌の舞台はニューヨーク。「気まぐれな彼女」に振り回され、ボロボロになる男の姿が描かれています。「朝から聴いているストラヴィンスキー」「真似をして踊るイサドラ・ダンカン」「ルイ・ヴィトン」とか、ブランド名や外人名をちりばめた煙に巻くような歌詞が、いかにもバブリィで80年代の成金趣味です(笑)


そんな歌が、ラテンのビートに乗って歌われる。ストーリーが洋画みたいで、しめっぽい感情は一切無く、さばさばして粋です。ウディアレンの映画とか、こんな感じでしょうか。


この曲、私はいつかバンドでやろうと思っていました。誰か上手な歌手さんを頼んで。


でもまあ、難民になって活動ストップだし、この先何があるか分からないから、やりたいことは自分でやってしまおうと、下手でも歌った次第です。はい。

どうかお耳汚しを。m(__)m


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■愛したのが百年目
(作詞:安井かずみ、作曲:加藤和彦


何事も気まぐれ彼女 愛したのが百年目
朝から聴いているストラヴィンスキー
思い立つ 今日のメニュウは クスクス


片時も気を許せない 男揺さぶるその瞳
おかげで僕はまたノイローゼ
真夜中に 起きてつきあう バックギャモン


そんなGirl Friend
ある日キャフェオレ 飲みかけたままで
消えたGirl Friend
どんな気まぐれも 愛してきたのに


Louis Vuittonひとつ 見知らぬ男と
示し合って 示し合って 行くの見た人がいる


何事も気まぐれ彼女 愛したのが百年目
お気に入りピジャマはサテンドール
真似をして踊る イサドラ・ダンカン


片時も目を離せない 男そそる唇
おかげで僕はカレイド・スコープ
20種の ヴァイタミン飲む マニアック


そんなGirl Friend
ある日キャフェオレ 飲みかけたままで
消えたGirl Friend
どんな気まぐれも 愛してきたのに


Louis Vuittonひとつ 見知らぬ男と
たぶんもう たぶんもう 多分ここへ帰らない


※原曲は密林のページから試聴です。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00005G6F7