ネットを駆けた誤報訃報


昨日の朝、ネットを駆けめぐったひとつの「誤報訃報」があった。決着は付いたので話題にしても良いだろう。


■とほほのWWW入門
http://www.tohoho-web.com/www.htm


ここはインターネット黎明期からある、非常に有名な「HTML・ホームページ言語入門解説」サイトだ。ブログが主流となった現在でも、やはりウエブデザイナーをはじめ、ホームページを言語で組むニーズはたくさんある。そんな人にはここはまさにリファレンス。なくてはならない総本山という感じだ。


で、昨日の朝、ここのオーナーの「とほほ氏」が、亡くなったという、情報がとあるスレッドから入ってきた。で、ツイッターや2chなどで、すごくたくさんの「本当なのか? だとしたらすごい残念だ!」というコメントが、数多く寄せられた。


・・・が結局、それは人違い。同じ「とほほ」というハンドルネームの、別人の方が亡くなったのだとわかった。


紛らわしかったのはハンドル名だけではない。2人の「とほほ氏」は、なんと同じ市の在住で、ほぼ同じようなコンピュータ関連の職に就いていたというからややこしい。これが混乱の元になったのだけど、まあ何という偶然か。


HTML解説の「とほほ氏」は、もちろんご健在で、上記サイトに「生きてるぞ」声明も掲げられた(苦笑)で、我々もほっとした次第だが、ただもう一人の「とほほ氏」が亡くなられたのは事実。このかたはブログなどで、政治や市民運動などをやられていて、そのためネット上では対立者もいなくはなかったようだ。まあどんな立場の方にせよ、これも縁、ご冥福をお祈りします。


で、翻って考えたことは「自分にもしものことがあったら、事実を誰がどうネット上の皆に伝えるか」「あちこちに残された自分のコンテンツの後始末はどうするのか」ということだ。


今日もこうやって駄文日記を書き殴っているが、これが私の死後も、いろいろ残骸が残るのは、なんとも恥ずかしいような、みっともないような感じがするのだ私は。じたばた苦しんで偉そうなこと書いて実に見苦しい。できれば死んだ瞬間、日記や掲示板に書いた駄文はすべて、消えてなくなって貰いたい。・・・あ、歌は消されては困るなあ。(^^;; 歌以外、ネット上「テリー横田」と名の付くモノは、すべて消去して回るような、そんなネット巡回ロボットはないものだろうか。


ま、それは無理でも、自分の書いたモノ、作ったモノを、ちょっと整理して一元化しておくことは、必要かもしれない。いや遺言とか身辺整理とかじゃなくても、リアルでもオンラインでも、いろいろ身軽にしておくほうがいい。