社会心理[とうとう地元県で事件が]

・・・とうとう地元県でも(うちからは結構遠い町だが)猟奇的な親殺し事件が起こってしまった。

いろいろ、めったなことは書けないが、少なくてもこの少年が、母親の地母神的な愛情の波を、重荷に負担に感じ、飲み込まれていくことに強い抵抗感を募らせていたこと。それと、大人男性として脱皮していく途上の社会生活で、何かつまづきがあったこと。そしてなにより、「命」がどんなものであるか、産まれて生きて死んでいくことが、体の底から解ってなかった。このことだけは事実だろう。

それと、これも書くとひんしゅくを買いそうだが、性欲。オトコがオンナを「ものにしたい」と思う気持ちは、殺したい欲求と裏腹の部分もある。それが、屈折した形で、母親に向けられた、のではないだろうか。

で、こういう事件に往々にしてあるが、今回も「父親」が登場してこない。離婚家庭だったのだろうか。片親だからダメだとは言わないが、思春期の男の子には、やっぱり導き手として、ちょっと上の世代の男性が、その子に対して親身になってくれる男性が、必要だと思う。

以前もおすすめした心理学の碓井先生のサイトに記事が載った。今一度おすすめしておきます。

会津若松事件の心理
http://www.n-seiryo.ac.jp/~usui/news2/2007/aizuwakamatsu.html