DJ-OZMA紅白裸踊り問題

紅白でのDJ-OZMA=気志団の綾小路の問題。あまりにくだらないので無視しようかと思っていたが、ネタがないので(笑)書くことにする。

まず、これは宴会でのよっぱらいの裸踊りを不謹慎だというようなモノである。やる方は低俗でくだらないのを承知でやってる確信犯、その場で目立って混乱させることだけが目的で、通り魔殺人犯や成人式で暴れるバカタレなガキと同じ。エンタテイメントだとかインパクトとか言ってるが冗談じゃない。才能も人格もセンスもきわめて低い。全然ダメで最低格好悪いものだ。もちろん、70年代ロッカーが持っていた反逆・反体制とは全く違う。あちらは思想や哲学を元に政治や社会体制を根本から変えようというもので、自分の生き方の全てを賭けていた。こっちの色物とは一緒にしないでくれ。

で、紅白歌合戦のほうだが、いくら歴史と伝統を誇る国民的番組とはいえ、この番組がどれほど偉いというのか。ただの歌番組、みそかの宴にすぎない。苦節十年この舞台を目指した演歌の方には申し訳ないが、それが日本人にとって宗教行事的意味合いをもつかのごときにまで思って良いのか? 権威を持って良いのかと思う。

綾小路もそんな状況に風穴を開けるという風に思っていたのかも知れないが、だとしたら方向性がてんでトンチンカンだ。でもそこまでは考えてないだろうね。

でもここまでだったら、私は日記で取り上げたりはしなかった。その後が問題なのである。

まずこのくだらない宴会芸に、抗議の電話が殺到したこと。無粋だとまでは言わないが、たかが脳たりんの裸踊りに目くじら立てるほど暇なのかねえ。ちょとだけ出た杭を、鬼の首を取ったようにぼこぼこに叩く。便乗犯、いじめ体質の現れじゃないのかと思う。

で、綾小路=気志団が事実上の国営放送出入り禁止。担当演出家・舞台責任者は「無断でリハと違うことをやられて、為すすべがなかった」と言い訳して、おとがめ無し(これから咎められるのかもしれないが)。これが、あからさまに良くない。国営放送は無責任がまかり通る官僚組織らしいね(笑)処分するなら、まず番組の最高責任者たるプロデューサー、キャスティングした担当、舞台演出担当をすべきだ。やめさせるんじゃない、僻地に飛ばして集金とかキツイ下々の業務をやらせる。そのほうがどれほど反省になるか知れない。

で、オズマのほうは……ぶん殴って説教して年寄りのシモの世話でもやらせる。で「本業である気志団」で、刑務所慰問をやらせる。塀の中のヤンキーはその方が喜ぶだろう。同じバカタレやるのなら、きちんと音楽を届けなさいと。