成金の貧しさ、不自由の自由

県知事が逮捕された。県民はクリーンだと信じ切っていたのにねー。

秋葉原メイド襲われる
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20061023/20061023-00000023-jnn-soci.html

・・・卑劣な痴漢行為はもちろん犯罪。が、メイドコスプレそのものがすでに男の欲望・妄想からはじまっているものだ。2次元妄想でで済んでいたものを、いたずらに3次元化リアル化して商売にした大人の側にも責任がある。

でももっと情けなかったのはコレ。宇多田ママ。
藤圭子 五千万円所持は「当たり前」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061023-00000019-spn-ent

「ざけんじゃねえ!」だよ。まさに醜悪低俗な成金亡者。ふてぶてしい開き直り。60年代の少女漫画にだってこんなヒドイキャラは出てこない。しかもこれ、娘が稼いだ金だぞ! 娘は結構血を流して神経症ぎりぎりの曲づくりしてるぞ! 自分もシンガー・表現者なら分かるだろーが! まったく悲しくなってしまった。この人は演歌でも、和服でコブシじゃなく、ブルース・盛り場歌謡の人。ハスキーで素晴らしい声を持ったシンガーだった。ので、嫌いじゃなかったのだ。それをこのていたらく。涙が出ますよ私は。(TT)

昔の日本人は、例え大金持ちでも「謙譲の美」はちゃーんと知っていた。金は持ってて使ってもいるが、少なくても世間には、そう言ったそぶりは見せなかったはずだ。そんな日本の奥ゆかしさがどんどん消えていく。ああ・・・・

話題を変えましょう。
のだめカンタービレ」テレビドラマ版、初めて観てみました。もっとドッチラケかと思ったが、結構面白く見れた。テレビなりの工夫もされていたし、漫画のアホ感スピード感も良く出ていたと思う。何よりやはり、音楽が聴けるのが良いやね。漫画本から音は出ないからその点では勝てない。
でもやっぱり、私は皆さんに、機会があったら原作を読んで欲しいと思う。漫画のあの空気感、音が聞こえない音楽モノゆえの想像をかき立てられる部分は、独特のモノだ。不自由の自由を味わって欲しい。