夜学の苦学生はやっぱエライ

・・・またニュースからちょっと拾います。大学ネタ。

「まじめな学生には恩恵なし?茶髪・ピアス褒賞見送り」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061014-00000408-yom-soci
・・・この間批判したヤツだが、当たり前だっつーのねー。でもまた私の声が届いたのか?(笑)

「<大学夜間部>東海地方で次々募集停止 教育格差拡大に懸念」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061014-00000057-mai-soci

・・・少子化で子供も少ない中で、人件費その他経費もかかるしなあ。大学も採算を健全な数字に、となると、真っ先にやり玉に挙げられるのは夜間部だろう。無理もない部分も解る気がする。ちょっとこの点については、学校側にも同情的になってしまいます。

夜学はきちんと通い続けるのはとっても大変。その苦労に見合っただけのカリキュラム・コンテンツを、学校側でちゃんと用意できるか。夕方2〜3時間という短いキャンパスライフで、食事や、ある意味では友人関係ですらも(少なくてもインフラは)学校側が提供できるのか。はたまた卒業後の就職はどうなのか。こうした諸々のことをちゃんとやるとなると、学校側も、生徒側もかなりの努力が必要だ。苦労ばかりであまり実のないことなら、いっそ大学なんぞ行かずに就職したほうがいいということにもなる。

私が通った御江戸の某三流にも夜間部はあった。で、私は漫画研究会でのサークル活動どっぷりの日々だった。漫研には二部の学生も何人か所属していたが、正直私ら昼間部の学生との溝は、なかなか埋められなかった。そんな中で同人誌の編集とか、比較的活動にも参加してくれたSくん。今思うと大変だったと思う。昼間部の我々は、授業の空き時間にグラウンドで「ゴレンジャーごっこ」とか「ファーストガンダムごっこ」などをやって遊んでいて(子供や)そう言う話を夕方、部室に顔を出したSクンの前でも平気でしゃべっていたが、彼はにこにこ笑って受け流していた。大人だった。

時代のすう勢がどうだろうと、苦学生はエライ。人間的にも鍛えられる。ニーズがある以上、窓口はなければならない。でも、そのための負担も又、社会全体で背負わねばならない。