スティービーの歌詞2


調子に乗ってもう一個、スティービーの歌詞を書きます。


■オーバージョイド(あふれ出る喜び)/スティービー・ワンダー


数多く時間を掛けて、愛の城を僕は築いてきた
君は何も知らないけど、それは僕たち二人のためだった
でも、やりすぎてしまったようだ
今、君は「そんな城は放り出しちゃえ」と言う


数多くの夢を選び、僕は現実のものにしてきた
君は何も知らないけれど、君こそが僕の一番の夢だった
夢を操るサンドマンは立ち去ってしまった
今、君は「また出直してきてよ」と言う


君は信じてないけど、夢は絶対叶うんだ
僕の夢は、君を見た一瞬で叶ったからね
信じさえすれば、きっと君も
喜びにあふれ、愛にあふれ、そして「僕で」あふれるだろう


数多く手を掛け、全ての駒を僕は試した
どうしても手に入れたいものがあったからね
でも、またやりすぎたようだ
今、探していた愛は、僕のものにはならないという現実に
やっと気がついた


それでも、可能性は厳しいぞと言われても
どうなるかは誰も知らない
ロマンスには、本当の愛には、チャンスが必要だ
そのチャンスは、きっと君にも見つかる
僕は今、喜びにあふれ、愛にあふれ
そして、「君で」あふれている


・・・これまた、男女の愛に偽装していますけど「人類愛」ですね。 「君」は、我々リスナーひとりひとりのことを差します。
80年代後半〜90年代は、ちょっとスティービーも、自分の歌に、自信を無くしかけていたというか、不調な時期が、あったのかもしれない。戦争とか一向になくならないしね。そんな時期に、チカラを振り絞って、作った歌なのかも知れません。なんとなく、そんな気がします。