ボカロをやってみた。

■Music Track　テリー横田ページ
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いままで拒否していた「ボーカロイド」を試験的に導入してみました。体験版ソフトを入れてみたんですね。私の使っているMacの音楽作成ソフト「Logic Pro X」にも対応したし、ボカロの新しいVer4はノーマルでもそこそこ歌うから、とネットの評判で読んだので。

一番有名なのはもちろん「初音ミク」ですが、ちょっと声質が高くて落ち着かないので、もうちょっと大人っぽい設定とされる「巡音ルカ」にしてみました。が、正直これでも声が高くて落ち着かないです。カーペンターズのカレンみたいな超アルトのボカロとかないのかしら（笑）

他のボカロ音源も色々聞いてみました。実はルカより「結月ゆかり」の方が声質自体は好みだったんですが、入れてみてイマイチムラがある。で、結局は最大手クリプトン社のものがいいだろうと「ルカ」に。

でもルカも、発音にはムラはあります。どうも「たちつてと」「だぢづでど」が特に不明瞭で、かなり鋭くなるようにパラメーターを調節してやらないといけない。よくロボットに搭載されている、話し声の音声ライブラリーは、聞いていると発音はかなり明瞭なのですが、歌のライブラリーはそうはいかないらしいです。まだまだ発展途上なんでしょうか。

さらに、自分のつくる音楽は「懐かしい」が枕詞という、70年代歌謡志向。伴奏音も生楽器のシミュレート以外嫌いというか、それしか出来ない。そもそもボカロとはハナから相性が悪く、合っていない気がするのですか。どうなんでしょう。

ただし、やっぱり歌えない自分にとっては、全て完結できるボカロは魅力的なアイテムでした。不満ばかり並べましたが、とりあえずのデモテイク試作に、ちゃんと正式購入したいと思っております。