フィギュアスケートNHK杯


記録書いておきますか、フィギュアスケートNHK杯。締め切りもあって、せっかくやってくれたアイスダンスとペアは観られなかったんですけど。(TT)


まあ男子も女子も、戦前の予想通り、日本人選手の争いになりましたね。女子は真央ちゃん優勝とあっこちゃん2位(と未来ちゃん3位)男子は羽生君が優勝、高橋大ちゃん2位と。でも他の選手もレベルはこなれていた印象です。シーズンも4戦5戦となってきたせいですね。


ま、だからこの時期の真央ちゃんのダメぶりが、今度ばかりはちょっと心配な訳です。優勝はしたものの、ことごとくジャンプが2回転1回転になってしまう。ファイナルから全日本へ、ぐんぐん上げて行く時期ですのにね。


今期はショートは思いっきりはじける「I Got a Rythm」。これが非常に、お客さんを意識したエンタテイメント性の高いプロで良いのです。「ああ内向的な真央ちゃんも、震災とかお母さんの一件とか経て、絆とか感謝とか、表現しようと、外に発信しようと思ってきたんだなあ」と感慨深かったんですけどね。でもフリーの「白鳥の湖」は、また内に籠っちゃった。(ーー;トリプル・アクセルの呪縛と言うけれど、呪縛にしているのは周囲のコーチとか関係者だけなんじゃないのか。信夫先生がか真央ちゃんを萎縮させてないか?思いきって、アクセル入りのプロで行った方が、彼女も乗っていけるんじゃないのかなあ。必殺技持ってるんだから、使いたいはずだよ当人は。


で、鈴木あっこちゃんの2位は、点数は僅差足りないけど、実質優勝な訳です。フリーは素晴らしかった。ファイナルから全日本〜世界選手権へと、怪我せずに行けば道は自ずと開けると思う。強いです。


他は私の買ってる未来ちゃんが、ダイエットして(笑)仕上げてきました。ゲデ子、マカロワも悪くないです。レオノワがぐずぐずしてうちに、この人がさらうかも。後今井遥ちゃん。清楚で好きなんだけど、もうひとつ突き抜けないと五輪代表までは厳しいだろうなあ。でも「代表なんてどーでもいいから可愛いままでいて!」ってゆー(爆)おじさんの邪な思いもありまふ。(^^;


男子。実は今、世界的に観ても男子の方が圧倒的に面白い! もう4回転は種類を変えて2度跳ばないと、主要大会では勝てない時代になった。しかも日本国内ではご存知の通り、若手の台頭が凄い。代表3枠が「羽生、町田、無良」でも、何らおかしくない。恐ろしい時代である。


羽生君。出るたびに話題をさらうね。(^^)入れ込み過ぎてから回り気味の演技も(笑)屈託ない笑顔の裏に、意外と体育会系な素顔が覗くところも。荒削りで伸びシロの一杯ある若者って、なんて気持ちがいいんだろう。今回も「やっちゃった」スピンでの尻餅!(++)これは流石にダサイ。コーチにも怒られるでしょう。でもいーじゃないか。どうのこうの言う前に、この状況を楽しみたいんだ私は。


しかし円熟の極みに居る高橋大輔にも、私は今回も最大限の敬意を払いたい。ショート、フリー、エキシ、全部が現代フィギュアスケートの頂点であり、超一級の芸術作品だ。ジャンプの出来不出来なんざ、単に点取り虫のいちゃもんに過ぎない。濃ゆい濃ゆい音楽表現。大ちゃんは顔もますます濃くなった(爆)で、「うざく、くどく、暑苦しく」過剰すれすれに彼は表現して行く。例えは変だが、ミュージカル歌手のライザ・ミネリのよう。彼女はうなり声や叫び声も駆使して、下品すれすれの崩した歌い方をする。ややトゥーマッチとわかっていても、あまねく観衆に伝えなければならない。だから濃くする。くどくする。高橋大輔も同じではないかと思う。表現者としての本能が、彼の演技と「顔まで」濃くするのだ(爆)


で「豊の部屋」については……おお通訳さんを何人も雇っている!予算が出たんだねこのどーーでもいい場繋ぎコーナーに(爆)でもおかげで段取りも格段に良くなって、樋口先生のぐだぐだな通訳と進行も聞けなくて。なんかつまらなくなったなあ。先生のオカマチック度も減ったような気がする、でも「上手でしたよ」「素敵でしたよ」ていう「全力の誉め」は、やはり暖かいです。お元気で居て欲しい。


今回の大会は仙台開催と言う事で、被災地から世界に「支援ありがとう」の意味を込めた、子供達のエキシが開催されていましたた。これをプロデュースしたのは、羽生君のコーチだった阿部奈々美先生。被災した去年は、ご夫妻で子供達の練習場所確保に東奔西走しながら、羽生君をはじめ生徒達を指導したと言います。阿部コーチにも最大限の賛辞を!