警戒区域一部解除


南相馬市小高区、警戒区域が一部解除された。避難民の私としては賛成。まず入れない事には復興も除染もへったくれも無い。住民は家の中の片付けさえ1年以上やってない。余震被害や放射能汚染以前に、カビや風雪で家がボロボロだよ。


ただ宿泊は相変わらず準備区域でも全面禁止。(これも、何の権利があってと思う。)無人の夜の防犯面は大問題だ。警備もおカミは信用ならん。自警団だろうね。宿泊用のアパート建設には四の五の言わずに補助を出せと言いたい。


それと山側の131世帯は依然として帰っちゃ駄目だ。該当世帯は断腸の思いだろう。また分断された南相馬市の行政側の苦労もいかばかりか。


相変わらず県外の人は「この地区は棄てろ!」意見が多いが、住民が帰りたい復興させたいと言っているなら尊重すべきだよ。警戒区域を棄てるのが民意ならそれこそ搾取だ。我々は中央・首都圏住民の人身御供か。


アメリカの西部開拓時代は、州の役人だろうが何だろうが、人の土地に入り込んだだけで撃たれても文句は言えなかった。住民の権利とはそういうものだ。