世界選手権女子フリー


・はいっつ。安藤ミキティ、世界チャンプおめでとお。(^^)/


1 安藤美姫
2 キム・ヨナ
3 カロリーナ・コストナー
4 アリョーナ・レオノワ
5 アリッサ・シズニー
6 浅田真央
7 クセーニャ・マカロワ
8 村上佳菜子
9 キーラ・コルピ
10 エレーネ・ゲデバニシビリ


開催時期が1ヶ月ずれたせいもあって、調整が難しかったんでしょうか。各選手の演技自体は四大陸の時のほうが崩れなかった。しかしヨナ出場で、それだけでも盛り上がりましたか。


まず安藤ミキティ。何度も書いていますが、あの、調子のムラ・波が激しく、棒踊りだった彼女が、こういう演技を出来るようになった。感慨深いです。今回もインタビューで、言葉を選びながらも震災のことに触れ「日本のために滑った」ことを明言しています。スポーツマンの枠を越えた、表現芸術家として世界に責任を負う意識。フィギュアスケーターとして一番大切で、目指すべき姿を手に入れた結果、当然のご褒美だと思う。おめでとう!


キムヨナ。彼女もオリジナル曲で、韓国の歴史(?)とか大きな物語を表現する。所作の演技表現性は安藤以上。手を振りかざすだけで何かものを言っているほど。さすがです。でもでも、この大作は彼女には大きすぎたんじゃないかな。本当に腹の底から理解して演技したのか、ちょっと疑問が残ります。五輪以降そうだけど、テクニックは素晴らしいけど、肝心の魂の部分が、厳しい言い方をすると、浅いままではないか。安藤との差は、その「こころの底からの精神性」に、あるのではないかと思いました。


真央ちゃん。ん〜ショートばかりに気が行って、フリーはあまり練習しなかった?? ジャンプフォーム改造シーズンで仕方がないかもしれないが、他のエレメンツが素晴らしいのにそれを磨きこむ余裕がなかったのかな。おっかなびっくりでは伝わりません。でも方向性は今年のほうがいいと思うので継続して欲しいです。


終わってみればカロちゃんが3位で、力も発揮できたし評価もよかったと。いいと思いました。チキンハートっぽかった彼女が崩れなかったし、あの難しい曲をよくも表現したもんだと。彼女はでも、がーーっつと泥臭く燃える戦いは出来ない性分のようですね。そこは困った点でもあり、また魅力なんですが・・


がーーっと行ける性分なのがレオノワ。不調で泣いていた彼女がショート、フリーともに揃えて、立派な表現にもなった。魔女の演出は、ちょっとキャラから外れるかなと思いますが、新機軸で評価したい。わたしゃヨナを4位にして、彼女に銀メダル上げますよ。


シズちゃん。引退?(@@)馬鹿言っちゃいけないまだミッションは終わっていないです。続けましょう。由香ちゃん言ってやって!


というわけで面白く観たし、ナショナリズムも満足されましたが。でもやっぱり、この舞台に村主選手が居て欲しかった。こんな震災のときに、世界に向けて演技でメッセージを発信できる国際性をもているスケーターは彼女だけです。彼女にも役目がありますよ今後。