「はやぶさ」君って

社会風潮


■小惑星探査機「はやぶさ」君　人気加速　１３日に地球帰還
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100605-00000011-maip-soci


・・・火星近くにある小惑星「イトカワ」から、砂サンプルを採取し、地球へ帰還する・・・このミッションを担い、はるか○○光年の宇宙の彼方へ（嘘・・距離的には１光年もないでしょ）旅立ったのが、小惑星探査機「はやぶさ」である。


ところがこれがトラブル続き。４つあるエンジンの内３つがいかれ、姿勢制御装置もいかれ、子衛星「ミネルバ」の射出にも失敗。しかし満身創痍ながらイトカワには着陸し、メイン業務の砂の採取には成功した（らしい）と。このヨレヨレの「はやぶさ」君が、やっと今月中旬、予定より遅れる事３年、地球へ帰ってくる。


数々のトラブルにもめげず、不屈の精神で任務を遂行し、地球へ帰ってくるその姿が「機械ながらけなげだ」「これぞ宇宙のロマンだ」と、一部のネットワーカー（多分、宇宙戦艦ヤマトふぁん？）の感動を誘い、はやぶさを題材にアニメが作られニコニコ動画で公開されたり、勢いあまってはやぶさ君の「実物大模型」まで作る人も現れた。もちろん全員アマチュア、なんの見返りも得もないのだ。


■３Ｄアニメ・探査機はやぶさ イトカワをねらえ！
http://www.youtube.com/watch?v=End_iJDRJws


・・・聞き慣れた音楽が流れますが（笑）アニメとしてもめちゃくちゃに力作。科学技術庁が買い取っても良いくらい。


■探査機「はやぶさ」作ってみた
http://www.youtube.com/watch?v=IqDQOWfgg20


・・・今回私が感激し、大笑いしながら見たのはこれです。実物大模型制作記。作者さんは板金か何かのプロでしょうけど、それにしても、半年がかりの大仕事、これだけの涙ぐましい努力ですが、損得で言ったら何の得にもなりません。全くの無駄な趣味（笑）でもそこがロマン、そこがすばらしい。


昨年の月探査衛星「かぐや」野口さん山崎さんの宇宙ステーション「きぼう」そしてこの「はやぶさ」と、実に感激してみています。総理大臣がころころ変わり、自殺だ虐待だの世の中、宇宙開発機構JAXAの仕事ぶりだけが、私たちにこれだけのロマンを与えてくれる。仕分けしちゃいけませんぜレンホーさん。笑。