アキレス最後の戦い〜全日本フィギュア〜


・・・終わりました・フィギュアスケート全日本選手権村主章枝選手は総合7位。代表には入れませんでした……(TT)


五輪代表、女子は浅田真央選手、安藤美姫選手の他、最後の1枠には鈴木明子選手が入りました。
男子は波乱なく、高橋大輔選手、織田信成選手、小塚崇彦選手です。


・・・しかし、何から書いて良いのやら・・・。


村主選手、ジャンプがとにかく不調でした。ぼろぼろと取りこぼしながらの演技は、正直ちょっと悲しかった。女戦士の出で立ちからか、レッド・ツェッペリンのハードロックの曲「アキレス最後の戦い」が浮かんできました。かかとに矢を受け力尽きた戦士……。かつての「氷上の女優」は、本当に死んだのでしょうか?


今後のことは、どうなるか解りません。アマチュア競技を引退し、プロに転向しても、海外でも知られた彼女ですから、世界を股に掛けて活躍できるでしょう。ただ、五輪と全く関係ない来シーズン1期ぐらい、原点に立ち返ってもう一回やってみても、悪くはない気がします。


もうひとり、またも僅差で五輪切符を逃した中野友加里選手。彼女には、もうなんと言ったらいいのやら。技術も個性も踊り心もこれだけ持ち合わせていながら、土壇場あと一歩どころか半歩で涙をのむ経験が、しかも一度や二度ではない。「運がない」としかいいようがありません。


でも中野選手は、五輪より格下ですが四大陸選手権への派遣が決まっています。これだって日本代表ですから、頑張ってきて欲しいです。


みんなの真央ちゃん。復活!1等賞です。女子フィギュアスケート史上、最高級難度のプログラム、ラフマニノフの「鐘」を、剛毅なアスリート魂で乗り切った。やっぱり彼女が居ないとね。


でもでも、今回のヒロインは、鈴木あっこちゃん。五輪出場おめでとう! 2003年、拒食症で「生死を彷徨った」そんなどん底の時も、長久保コーチは常に彼女を信じ、2人3脚でここまで来た。滑る喜び、踊る喜びを、伝える、伝わる演技は、きっと世界の人々にも通じることでしょう。頑張ってきて下さい。


・・・それにしても、今年の全日本は、面白いと言うより、ひたすら疲れました。はぁああ・・・(−_−;