川嶋あーんど奥


・・・ここしばらく「一押し!」している女性シンガーソングライターの二人の、アルバムをちゃんと買ってみました。


川嶋あい「Simple Treasure」
http://www.7andy.jp/cd/detail/-/accd/C1128913
奥華子「Birthday」
http://www.7andy.jp/cd/detail/-/accd/C0242175


・・・その中から、ちょっと紹介


川嶋あい「ドアクロール」

・・・まずメロディーメイキングの巧みさが光りますね。モティーフが多くて複雑な感もありますが、それだけ曲想が溢れてる証拠。ポップスのソングライターには一番大事なことです!、歌詞(http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND57713/index.html)も、自省と決意を歌った真面目なモノ。ストリート出身者さんの、比喩暗喩の少ない歌詞については、文句もたれましたが(笑)現代では、ここまで直裁的な言葉で自分を鼓舞しないと、立っていられないほど自己不安があるのかなあ、と複雑な思いもします。声、歌の表情に、なんというか「愁い」がありますね。顔も。笑っていても笑いきれないというか。暗さの点はやや百恵ちゃんぽい。キャラもタレント性、魅力的です。


奥華子「一番星

・・・泣け泣けの弾き語り恋愛バラードが多いこの人の、あえて選んだアップナンバー。ロックリスナーの私としては、意識してもっとこういう曲も書けばいいのにと思います。この人はまず声ですね。変な声、アニメ声。でもまっすぐな、とても不思議な声です。歌詞(http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND80563/index.html)もいい。他の曲ではこの人も、非常に痛々しい自己不安な詞もあったりしますが、この曲は、さりげないけど夜空の広がり・恋の思いの広がりがさわやかに歌われています。男性詞「僕モノ」が似合うとこも、変にそそります(笑)


・・・今は、歌い上げディーヴァ系、ダンス、R&B系のシンガーが流行で、こういう地味目なシンガーソングライターには、結構受難の時代かもしれない。頑張って応援しようかなと思います。オヤジに好かれても嬉しくないだろうけど(苦笑)