静岡路への旅


・・・静岡から帰ってきました。


今回は旧友が、実家ごと引っ越したそうなので、良い機会なので3年ぶりに訪ねてみたと、いうわけです。


22日、朝5時半発のバスで東京へ。常磐高速道路が近くまで出来たおかげで、うちの片田舎からでも高速バスが運行するようになった。一部無駄な道路だという声も上がっているかもだが、地元民にとってはありがたいことです。4時間がかりで時間的には電車より遅いですが、料金は半分。本当は東京→静岡間もバスで行こうと画策したが、東名は間違いなく道路渋滞するので断念。東京からは新幹線にしました。


お昼過ぎ到着。携帯持たない主義のワタシは公衆電話で連絡となるが、駅前にほとんどないのだね電話ボックスが。どこの町でもそうなったのか。おまけに、友人の携帯番号を忘れた(自爆)でもね、事前の口約束だけだってちゃーんと会えるんですオヤジ世代の友人は。わたしゃ腕時計ももたず旅してます。それでもなんとかなる。この剛毅さアバウトさ(笑)


3年ぶりの旧友は、白髪がロマンスグレーがかってきた。そこだけは渋いのだが体型がやっぱビヤ樽に(爆)まお互い様だけどね。


でもって会って何するのかというと、ひたすらブックオフめぐり(^^;;)「駿府城とか行ってみる?」と一応は言ってくれるし、車で案内もしてくれるのだが、こっちが「いいよ別に観光は」という姿勢。お互いの共通の趣味が「人文科学系の読書」なので、もう本探し本あさりばっかりになる。奴は奴で、普段から「静岡県内の古本屋は大体網羅した」と豪語する奴なので(爆)お互い望むところなのだ。


でも極端な掘り出し物はなかった、残念。でも仏教書(一般向けの比較的わかりやすい系統)を数冊購入した。


夕刻奴の家へ、母上様、一宿ニ飯の恩義いつもすみません。(^^;;


で夜中まで、学生時代に戻ったように、青臭い話(宗教・社会心理・生き方など)を延々とする。これがじつは、かけがえのない目的なのよ。ワタシは彼とのこういう話の中で、今後の読書=人間修行の・・・方向性とか指針を確認するんです……。なーーんて、そんな大げさではないけれど、でも彼が導いてくれた仏教などの知識と、読書による探求の方法は、やっぱすごく役立ってるし、心は間違いなく豊かになったと思う。


翌朝、今日も別方面のブックオフだが(爆)あまりにそれでは来た甲斐も無かろうと言われ、近くのお寺へ散歩がてら寄る。お寺ってのがまた我々らしいけど(笑)藤枝市郊外の、全然有名でないちいさなお寺だったが、竹林に囲まれ秋の虫が鳴き始め、よかった。心が洗われました。


で、静岡銘菓「うなぎパイ」などを買い求め、帰路につきました。


不景気な中、人並みにシルバーウイークに遠出が出来、旧友も元気そうで、幸せなことでした。