フィギュアスケート国別対抗

フィギュアスケート国別対抗。「個人競技に国の威信もあるか。こんな大会やめちまえ!」と息巻いていましたが、見始めるとコロリと観てしまう(笑)アイスダンスの美男美女ペア、ベルビン&アゴスト組にうっとりさせられ、世界選手権の再来となった男子、ライザチェックとジュベールの争い。一ヶ月も経たないうちに日本でこれだけの演技を見せてもらって、何の不満が有りましょうか。高橋大輔は気が気じゃないだろうなあ。でも今はしっかり悔しがっておいてほしい。小塚君の不調が気になるけど、基礎体力不足だろうか。足首いためたという情報も有るけど。ペアの高橋成美メルビン・トラン組は初めて見ました。まだジュニアだし目標は次の次の五輪だろうけど、大切に育ってほしい。ペアとダンスに選手が出てこないと、本当の意味での始まりじゃないと思います。


女子、SPで浅田真央ちゃんがアクセル入れました。すごいですけど、「月の光」であの大技はどうなのよ、とも思います(笑)スポーツだし真央ちゃんはアスリートだからこの回答なんだろうけどね。印象派以降の音楽って、単に悲しいとか楽しいとか、うわべの感情表現じゃない。自然の描写だとしても、月が美しいだけじゃなくて、神秘性とか畏怖とか、霊的な印象が入っている。感情から一歩奥に入った深層心理の表現というのかな。振り付け師はもちろん、そこまでわかってやっている。だから真央ちゃんも、そこまで理解してやってほしい、と思うのは、間違った見方だしょうか? フリーの「仮面舞踏会」は会心の演技でしたねえ。このハチャトリアンの埋もれた曲も、彼女が有名にしてくれました。今シーズンは真央ちゃんにとっては、やや「落ちた」シーズンだったんでしょうか。それでも終わってみれば、この剛胆なプログラムを滑りきって自分の物にしましたから、いやはややっぱり大変な才能ですねえ。メンタル面とか大丈夫かな。ひそかに吐いてるとかやだよ。(爆)


安藤美姫ティも、SPはなんとかノーミス、そしてフリーでは果敢に4回転に挑むも失敗。とはいえナイストライでした! やらなきゃ始まらないからね。彼女は昨シーズンの駄目ぶりからは雲泥の差、村主選手とぶつかったり(爆)最後のこんな余計な大会までちゃんと出て(笑)良かったのではないでしょうか。点数にガクッとなってたけど、ありゃ4回転こけたせいじなく、ここで何回か触れているモロゾフコーチ・・・モロ男の(笑)「振り付けの薄味さ」のせいね。構成のつなぎがのっぺりして雑、スピンに工夫が全然無い(言いたい放題)と、とにかくいけない。おととしは良かったのに。明らかに原因は、モロ君の選手のとり過ぎ・抱え込み過ぎ。オーバーワークなんだけど、イエスと言った以上は仕方が無い。今から作る五輪用プロはもう、本当に各選手に対して、死力を尽くしてやってほしい。特に村主んにあんなプロあてがったら、ただじゃおかねーからな!!(爆)


ともあれ私も、テレビにぶーぶーと文句をたれながらも.一冬楽しゅうございました、フィギュアスケート選手の皆さん。ありがとうございました。