丸刈り・メンタルヘルスの罠

・・・地元県で行われた、スキーモーグルの世界選手権で、上村愛子選手が優勝! 世界一です!  地元と言っても山越え車で2時間以上かかる所ですけど、それでもこの地で金メダルをつかみ取ったのかと思うと、なんか嬉しい(^^)来年の冬季五輪に向け、浅田真央ちゃんとともに、ヒロインとしてまた周りからプレッシャーをかけられそうですけど、自分を貫いてほしいですね。


さて。


■男子中学生の丸刈り校則に廃止勧告〜奄美
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090306-00000041-maiall-soci


・・・未だにこういう校則が、残っている地方があったんですね。今から30年も昔、私も丸刈り中学生でした! 反発もしたけど、男子全員強制なので仕方が無かった。異様な光景だが、皆「丸刈り仲間」ということで、なんとなく連帯感みたいなものも、感じたのも事実。懐かしく思い出すこともよくある。


 でもこれは、やっぱなくすべき。「思春期の子供には何らかの縛りが必要」という考えを、100歩譲って認めたとしても、それはもっと別な禁忌で行うべきだ。黒人奴隷に焼き印を押すのと、考えは一緒だもの。

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・・・某国営放送の番組でやっていたのだが、近年、精神科・心療内科・メンタル系クリニックの、個人開業医が多くなってきた。そこでの診療基準、診療格差が問題になっているらしい。外科や内科に比べて、言葉は悪いが「ヤブ医者」が多いということだ。うつ病で相談しにいって、出された薬を飲んでいたらますます悪化し、自殺を図ってしまったとか。こうなると本当に命にかかわる。かといって患者側では、どこがヤブでどこが良心的なお医者なのかはわからない。困ったことである。


お医者の場合以外にも、近年は自己啓発セミナーとか、サラリーマンの人間関係改善の講座とか、メンタル=精神面の領域に、自ずから一歩を踏み出す機会も増えた。それだけ精神的ストレスや、愛情や欲求が満たされない不安を、抱え込む人が多いのだろう。でもこの分野も、お医者と同様、気をつけなければならないと思う。オウムまがいのインチキが多いとまでは言わないが、やはり盲信してしまうと、信じきってしまうと、偏った考えしか頭に、心に入らなくなってしまう。「こころ」「精神」を見つめることは、本当は厳しい自己反省の目が必要。慎重に、扱わないといけない。まず疑うことから始めるぐらいの用心深さが、無いといけないと思うのだ。