シリーズ「ラストメッセージ」

で、ヴァリボ終わって国営放送を回したら、ドキュメンタリーシリーズ「ラストメッセージ」と題して、手塚治虫先生のドキュメントをやっていました。これがまた、胸に来るものでした。先生が、亡くなる3ヶ月前に行った「最後の講演」がラストメッセージというのです。

「最近の(昭和63年当時)の子供たちは「私もう死にたいよ」とか平気で言う。それが悲しい。子供のウチから人生を達観し諦めている。そんな世の中を作ってしまった大人たちはどう考えているのか」
「この世に生まれさせられ、生かされることには何なのか。命を受けたとはどういうことなのか。人間の命もそうだが、動物や虫にも、命があって生きている。子供たちが、そんな命を軽んじるような考えだけは、もって欲しくない。」

ブラックジャック」「火の鳥」と、いのちの問題ぎりぎりの表現をしてきた手塚先生。先生がもし今もお元気だったら、いじめ自殺問題とか、何とおっしゃるだろうか。