PSEマーク問題その後

PSEマーク問題その後、です。

この間、希少価値の高い「ヴィンテージ楽器」は規制対象外として、中古品店頭販売してよろしい、となりました。ミュージシャン・音楽関係者の署名活動とかが実を結んだ喜ばしい結果でありましょう。

で、ついさきほど、おカミ……経済産業省の方から、その「除外ヴィンテージ楽器・型番リスト」が公表されました。ま、シンセとかやらない人にとっては何がなにやら解からんリストですが、以下のページからPDFで落とせます。私がメインで使っている「Korg01WFD」というシンセもリストに入っていた。中古屋に売れるな(爆)

http://www.meti.go.jp/press/20060330004/20060330004.html

つーか、これ、ヤマハやローランドの過去機種なんか、ほぼすべて入っているような気がする。中には「どこがヴィンテージ? ガラクタだよこんなの!」って感じのもあります。そこいらは主観ですね。

問題はそんなマニアックなことじゃなくて、これだけコロコロと風見鶏的に方針を変えるおカミは信用ならない、ということ。今回だって、このお騒がせリストを観て「何だよ〜!ここまで妥協するなら、何のための規制だ!」と思いました。

この規制法も「電化製品を安全に使っていただくため」というお題目ですが、そんなんは絶対嘘で、中古リサイクル品が売れすぎると新品が売れなくなる、そのことに困った電気メーカーのおえらいさんが、色々な財界団体に働きかけて手を回して、作らせた法律に違いないのです。結局おカミは、一部財界の既得権のためにだけ動いているのではないのか? そうとしか考えられない。

じゃななぜ楽器だけ例外になったか? 一般家電に比べて圧倒的にシェアの低い「電子楽器」などは、中古で売れようが売れまいが、そのアガリも小さいし、おカミに入る上納金も低い。つまりは、おカミにはどーでもいい世界なのだ。

とにかく、一部の古ダヌキ同士が、場当たりとエゴで、いろいろ決めて、大勢が振り回されて困っても、当人はほくほく得をして、ほくそえんでいるのだ(怒)