TV局買収?とアップル

なにやらまたテレビ局が、ネット関連会社によって買収されようとしている。彼らが決まって言うのは「コンテンツ」。決して番組とか作品とかとは言わない。そこに、ひとつひとつのテレビ番組に対する愛情が感じられない。あるのはただ、強欲なマネーゲーマーの顔のみ。

アップルコンピュータipodにビデオ機能がついた。これはテレビドラマや映画を観るモノではなく、あくまでちょっとした音楽のプロモビデオのための、おまけ機能だ……と、謙虚に言っている。しかし、将来はアップルだって、映画やテレビドラマのネット配給に出てくるだろう。ただ今回のこの謙虚さは、少なくとも日本の某ネット通販会社よりは、はるかにエンタテイメント作品そのものへの慎重さと、愛情を感じる。
まだipodは発売さていなかった当時のことだ。ビートルズのジョージハリスンが亡くなった時、アップルは自社サイトのトップページに追悼広告をでかでかと出し、それも2〜3日表示させておいたはずだ。ただのコンピュータ会社が、である。

この姿勢がある限り、ロックファンとして、自分はアップルを信じる。