小田和正・クリスマスの約束


http://www.tbs.co.jp/program/christmaslive_2015.html


トライセラトップス和田唱氏とのコラボ、オリジナル曲を共作するかと思ったら、洋楽の弾き語りカバー(マイケル・ジャクソンサイモンとガーファンクル)でした。後から全員でビージーズもやったし、今回洋楽が意外なほど多かった印象ですね。


相変わらず「ハモる」ことに対する熱意は凄まじいものがあります。日本人の音楽性で、一番欠けていることは、この「ハモる」ことでした。小田氏や達郎氏やその他のミュージシャンが、長い年月をかけて我々の耳を鍛えてくれたおかげで、日本人のハーモニー感覚も本当に良くなってきました。この長寿番組も年一回とはいえ結構寄与してるんではないかと。


私は洋楽派なので、偏見を承知で書きますが、こと音楽をやる側の人間は、洋楽をある程度詰めてコピーする体験を持たないと、「本物の感覚」がつかめないまま、基礎が不十分なまま自分の音楽を構築していく結果になると思う。いつかは行き詰まる。「ここをこういぢればこうなる」という、ルーティーンの部分って、音楽には意外なほど多い。それを解っているかいないかで、後に作る音楽の、打開方法というか持って行き方もわかってくる。小田氏などもそいいう「洋楽体験」があるから、今があるんだなと、しみじみ思いました。