中国杯男子フリーでの「激突」


フィギュアスケート・グランプリシリーズ中国杯男子フリー、中国のエンカン選手と、羽生君が6分間練習中に激突!! 両者流血する怪我を負いました。特に羽生君は、頭部の怪我および脳しんとうの疑いも有った。普通なら棄権すべきものでした。


しかし羽生君、ふらふらでも頑固に「出ます!」と言い張って演技を強行!失敗多くとも満身創痍の中、なんとか滑りきりました。相手の中国選手も、内容はぼろぼろでしたが出場しました。


気持ちはわかるが、羽生君、これはいかんよ無謀過ぎるし、周囲に迷惑と心配をかけすぎる。


ご存知の通り羽生君は、前回五輪チャンピオン。その責任とプライドは、そうとな重荷になっています。同時に彼は、先の震災の被災者です。ひょっとしたら宮城の仮設住宅の人の想いとかも、背負っていたのかもしれません。彼の覚悟や想いは、誰とも替わる事が出来ない。人生の主体は自分自身なのですから。(TT)


でもやっぱり、こんな序盤の1試合無理したせいで、1シーズン棒に振るとしたら、自分も損だし、周囲やファンも哀しいです。だから「男だ!偉い!」とは、私は口が裂けても言えない。羽生君を叱りつけると思います。


繰り返し書きますが、今回は2人ともドクターストップ、主催者ストップで棄権させるべきでした。非常時のルールや体制が決まっていないなら、そっちの方が大問題。また羽生君の精神は尊いですが、それを止められなかった周囲はダメダメだと思います。ともかくもう二度と、こんなことはあっちゃ駄目!!