バレーボールVリーグ女子決勝


はい。栗原ファンとしてはやけ酒の日でした。(ーー;


シーガルズ、日本一逃す
http://www.sanyo.oni.co.jp/feature/sports/seagulls/2014/04/12/20140412232619.html


■『勝ち続ける』重責に打ち勝った久光製薬
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/volley/all/2014/columndtl/201404120008-spnavi


今回は久光を誉めるべきでしょう。とにかく強かった。


序盤、久光のミドル、平井選手だけで一気に7得点ぐらいしたんじゃないかな。岡山はサーブで崩したい所が、久光の守備の要、新鍋選手にことごとく拾われ、それがセッター古藤選手に正確に返る。第一セットはなんとサーブ返球率94%!(@@)こうなるとどんな攻撃も出来る。ここでもう決まった感じでした。


反対に岡山は、肝心の栗原が、厳しいサーブで狙われ、仕事をさせてもらえない。結局本調子が出ないまま。途中何度かベンチに下げられ、監督に「頭を冷やして気持ちを切り替えろ」という意図でしょうが、それも功を奏さずでした。


とにかく、現役代表をずらり揃えた久光の選手層の厚さ。そしてどの選手もレベルの高い動きが、連携して出来る強み。レシーバー(主に新鍋選手)が相手サーブをキャッチした瞬間、他の選手(石井、長岡、平井)が一斉に同じタイミングで攻撃の助走に入る。相手はどこにブロックを付いていいか判らない。まるでブラジル代表がやるような、チームとしての動きが完璧に出来ている。流石久光ですね。日本のVリーグが間違いなく世界水準である証拠です。


これからの全日本にとっては、代表が多く居る久光が強いのはいいことなんですけどね。


優勝が決まった瞬間、中田久美監督が、もう崩れるようにうずくまり、顔を手で覆って涙した姿が印象的でした。その後、選手一人一人と抱擁。準決勝インタビューで名指しで批判した(半分はジョーク)石井選手の事は、わざわざ大声で呼んで、ひときわ長く抱きしめていたような。選手達も、監督!ではなく「久美さん」と下の名前で呼ぶ。気安さではなく、OGとして同じ選手体験をして来た先輩への仲間意識でしょう。この勝ち気で有名だった天才セッターが、選手への母性のようなものをここまで出すのは、去年もそうでしたが意外でした。


ともあれ、久光製薬連覇おめでとう。悔しいですが、次のアジア選手権から全日本へと、頑張って欲しいです。