フィギュアスケート世界選手権・男子フリー


■<フィギュア>薄氷のソチ3枠…高橋「気負いすぎた」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130316-00000046-mai-spo


まず高橋大。言い訳は彼は絶対言わないが、ショートの作り直しに時間と労力を取られたのが、メンタル面にも響いたと思う。結局モロ男の介入がマイナスになった訳だ。アモディオとかレオノワとか、今シーズンモロ男が教えた選手はことごとく失速している。これはバイオリズムなのか、それとも指導に問題が有るのか?


必死に歯を食いしばって4位を確保した羽生君。素晴らしかったね。最後叫んで崩れ落ちていましたが。それでもピーク調整に彼も失敗しているんです。来年に生かして欲しいです。


無良君は、丁寧に冷静にいこうとして、ちょっと淡白に見えたかな。でも上手になりました彼も。


パトリック・チャンが2コケでも優勝。また物議が出そうだなあ。でも彼も人の子だったと言う事か。アポロ的なショートは素晴らしかった。彼も真面目に、心を込めて作品を滑る選手。あのぎょろっとした目、日本選手には邪魔者だけど、嫌いになれない。


若手のレイノルズ君の追い上げも良かった。表現力すごい伸びてるね。


大躍進なのがデニス・テン。まるで別人です。演技途中でもガッツポーズやったりして、キミそんなキャラだったっけ?コーチがフランク・キャロル、振付ローリー・ニコルと豪華でお金もかけられている印象。あの中央アジアシルクロードの国がすごいことになりました。おめでとう!


フェルナンデス選手もよかった。ぽろぽろとジャンプを取りこぼすんだが,めげずに一生懸命「作品を(チャップリン)滑るんだと言う意思がひしひし。


私的に惜しかったのがジュベール。同じジャンプを規定回数以上飛びすぎて点数を下げた。ポカなんだが、演技自体は非常に力感が伝わって来て良かった。この人は演技スタイルとしてはジャンプの人で、ステップやマイムがやや見劣りする。私が余り好きじゃないタイプなんだけど、でもなんか伝わるんだよなあ彼は。何故かしら?


今大会男子は失敗する選手も多く、あまりレベルの高いとは言えないと思う。リンクが 通常より狭いんだそうだが、やはりその影響か。それとも明らかに進む世代交代の波か。


あと、日本とアメリカは、国内選手権を勝つだけでも大変で、どうしても選手は調整のピークをそこに持って来ざるを得ない。だからシーズン終盤に息があがってしまうのかもしれない。選手層が厚いのも良し悪しなのである。