内柴選手の引退


・・・チリの坑夫さん達全員救助。素晴らしかったですね。こんなに全世界で喜べるニュースって年に何回もない。よかったよかった。しかし彼らが、穴の中あれだけでびしーーっと統制の取れた生活をしていたのは信じがたい。普段から班行動で協力し合っていたんでしょうね。規律の乱れが全員の死に繋がりかねない地下世界だし。しかし一致協力がうまくいったときの人間の力は、あらためて偉大だと思いました。はい。


・・・柔道ヤワラちゃんが引退。政治との両立は無理と。ちょっと引き際が悪いねまだ未練など残して。魑魅魍魎の政界で清廉な武道精神など潰されてしまうのではないか。彼女が傷付かないと良いけどね。


・・・同時に男子柔道の内柴正人選手も引退。
http://blog.livedoor.jp/masato_uchishiba/archives/51706822.html


「柔道界のスター、ヤワラちゃんに隠れてひっそりと。指導者としてはあまりにも不完全で、現役をやってる場合ではなくなりました。頼って来てくれてる選手達を全力で応援出来るよう、僕は九州に帰る事にしました。」といって、九州の女子大の柔道部(なんかあまり強くないような)の監督に専念するということです。いいですね。


この内柴選手のブログは、たまにですが面白く読んでいました。なんというか、スポーツマンにしては、ややダークな、ちょっと腹黒い本音の部分も、率直に書いている。そこが人間的でいいんですね彼は。「井上康生選手とか鈴木啓治選手とか、恨んだねえ、何でこいつらが五輪にいけて俺が行けないんだって思った。」なーんてのもある。レゲエ音楽のファンでボブ・マーリーの歌詞の引用なんかもちらほら。頭が良くて感性が鋭いのかもしれない。人の心の裏の「酸っぱい部分」もわかるこういう人が、人のために「現役をやってる場合じゃない」と言って、監督となる。きっと何か、面白いことをやってくれそうです。(^^)