増える「うつ」


■増えるうつ病に現場は混乱 身近になった一方で自己判断での思いこみも
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100516-00000506-san-soci


「夜中に救急車で精神科に来院して、「○○という安定剤が切れた、処方して欲しい」と、しっかり薬を指定するうつ病の患者さんもいる」うーん。


「仕事や失恋などで落ち込んだ際に、気軽に心療内科の診察を受け、医師も簡単に抗うつ剤を処方してしまう風潮がある。結果「私はうつ病」と完全に思いこみ、余計立ち直りが遅れる悪循環もある」と。


・・・ウツ状態、と、ウツ病は違うということだね。しかしながら、ウツになった本人は本当に辛い。プライベートは元気で、会社・仕事関係ではウツになる「新型」も、本当に動悸がしたり冷や汗が出たりするモノだ。だから「なまけ病」とは、口が裂けても言えない。こんな自分なんて……と自己嫌悪と絶望感が、さらに症状を悪化させる。


ただ、例えば一個の会社、一個の世界でダメだったら、その人間の全部がダメなのか? そうではないでしょう? それをあたかも「役立たず」のように烙印を押す、そんな社会風潮がないか? そして、そういう狭い考え方を刷り込まれている自分も居ないか?


親も忙しく、子供を受け止めて話を聞いてやる時間もない。友人ともお互いにお泊まりをして、夜を明かして話をしたり、大げんかして仲直りしたり、そんな濃い経験も少ない。そんな人がいきなり会社社会に組み込まれる。こうなることは目に見えている。


若い人。残念ながらこの状況は改善策はない。この断絶感はずーーっと続く。だから、こころについて、人生について、自分で勉強するしかないのだ。本を読んで、いろんな人の話を聞いて。そしてなにより、リラックスして。