アクティブ・リスニングって?


・・・今、とある本を読んでいるんですが、こんなことが書いてありました。


「コミュニケーションは相手の話をよく聞くことから始まる。ところが皆、ほとんどの会話では、自己を主張することばかりが先に立って、本当に人の話を聞くことが出来る人は、実はとても少ない」


結構図星だと思いませんか??


この本を書いた人は「聞くこと」に対する姿勢として「アクティブ・リスニング=積極的傾聴」という考えを提示しています。これがまた、結構目からウロコだったんですね。


つまり、相談とか説得とかで、相手の話を注意深く聞かなければならない時、とにかく極力「ただ聞く」ようにする。相手の話に対して否定も肯定も、自分の意見やアドバイスなども、ともかくひとまず置いて言わない。我慢する。聞き手はともかく「ふむふむ」と相づちを打ったり、「これこれはこうなんだね?」と、ややオウム返しに確認したり、それだけを行う。で、相手にとことんしゃべらせるようにする、んだそうです。そうするとどうなるか。


相手が勝手に、問題の解決となる糸口を、自ら見つけて自己解決していく、んだそうです。これは、頭ごなしに「こうした方が良いぞ!」とアドバイスしたりするより、能動的な分遥かに効果的なんだそうです。確かに、偉そうにアドバイスされるとカチンと来たりもしますが、こんなふうに話を聞いてもらって、自然に流れるように問題の解決方法に導かれるとするなら、相手も気持ちがいい訳ですよね。


とくに男性は、力の誇示なのか、話の入り口でもう、「こうした方が良いぞ」というアドバイスが出てくる。聞き下手なんだそうです。
私なども、気をつけて、この「アクティブリスニング」を、ちょっと実行してみようかな。