フィギュアスケート・グランプリシリーズ・中国大会

・・・・はい。まずはフィギュアスケート・グランプリシリーズ・中国大会。村主選手、ショートプログラム11位から、フリーで大挽回、で4位です。とりあえずほっとしました。優勝はキムヨナ、2位にジャン、3位コストナーとなりました。

村主選手のフリープログラム、タンゴの巨匠アストル・ピアソラの「オブリヴィオン」を中心とした楽曲。前半はジャンプのために押さえた構成になっている印象でした。で、ジャンプが2回ほどグレードを落としましたが転倒はナシ。意地を感じましたね。曲が後半からテンポアップするんですが、そこのステップ・シークエンスは見事。いつものようにピシッピシッとメリハリが決まる。踊って表現する村主ワールドが戻っていたと思います。ですから演技構成点が伸びて挽回が出来た。胸をなでおろしました。

私は正直、村主選手がコーチを変え環境を変えた路線に、個人的には納得していません。しかしこれは村主選手が決めたこと。ファンなら黙ってついて行くしか有りません。年末の全日本では、安藤、浅田、中野に堂々と勝負を挑んで欲しい。挑めるプログラムを作って欲しいと思います。

今回はとにかく優勝したキムヨナ選手がすごかった。ものすごい内容のプラグラムを、柔らかく表現的に滑りきり、この結果となりました。的確な音楽の表現、夢見るようなウットリさせるスピン。素晴らしかった! 技術偏重は面白くないと書きましたが、ヨナ選手の演技は技術もありながらも、舞踏表現性も高く感動させます。次の次、ロシア大会でも、村主選手とキムヨナちゃんとぶつかる。氷上のアクトレス対決が盛り上がってくれることを期待します。