スケートアメリカ1


・・・・フィギュアスケート・グランプリシリーズ、第1戦スケートアメリカ。まずは男子、高橋大輔選手優勝です! おめでとう!! 転倒があったにもかかわらず、一つ一つの技の難度と確実性で突き抜けた感じですね。それだけ全体性よりも一個一個の技が重視される採点方法になった証拠でしょうか。いや彼の優勝にけちをつけるつもりはありません。鬼気迫るほどの演技でしたし。でもまだシーズン初戦で、物足りなさがあったのも事実。もしこのプログラムが完璧に滑れたら、絶対にプルシェンコにも勝てると思う。これからNHK杯、グランプリファイナル、全日本、そして世界選手権。さらに磨きをかけていくでしょう。


女子は安藤美姫、SPあらら〜なんでもないところで転けた!それでも2位発進。これもまた一個一個のジャンプの質の良さがものを言ってる感じがします。新ルールは概して日本選手には有利かもしれないですね。きっちりと重箱をほじくる技術に対して勤勉だから。明日のフリーは1位より追う2位のほうがモチベーションが上がっていいんじゃないかな。ただし女子の場合は、たとえ今大会を安藤が取っても、他の大会で、キムヨナと真央ちゃんがどう出てくるのか、ふたを開けてみないと解らない。もちろん、村主選手だって黙っちゃいないよ。笑。


はいはいはい。終わりました。安藤選手は惜しくも銀(><)でもまあ初戦で、各選手詰め切れない中でまとめた結果としては、上々だったと思います。いろいろ言うにはまだ早いでしょう。


ただ密かに五位に入ったお姉ちゃん・浅田舞選手の演技が、実は結構良かった。これローリー・ニコル女史の振りじゃないかなあ。もしこれでジャンプを完璧に、流れを切らないで演技できたら、すごくいいプログラムです。全日本〜世界選手権まで、ひょっとしたら彼女も上げてくるかもしれない。楽しみです。


でも正直グランプリシリーズは、五輪や世界選手権よりはずいぶん物足りなく感じます。これはいたしかたないのでしょうね。各選手の演技を見ていると「泣かせるほどに伝わる」プログラムを滑れる選手というのは、ほんの一握りであることを痛感させられます。絶好調時の村主選手がいかにすごかったか。もう一度あの滑りがみたい。でも「中国大会」とか、中継してくれるんでしょうか。なんかやらなさそうだけどなあ。苦笑。