ヴァリボ総括

まずはヴァリボ。最終ロシア戦は1ー3で負け(っT)でもでも内容がよかった。最終セットは全日本らしい怒濤の粘りのラリーが観れました。こういう試合をやってくれれば、私は文句は言いません。

今大会は結果は予選リーグ敗退だけど、全日本女子にとってはじつに実りある大会だったと考えます。
まずニューカマーの庄司選手が、こんなにコンスタントに活躍してくれるとは思っていませんでした。「できちゃった婚」で(苦笑)抜けた大友に代わって、こういう選手が出てきてくれたのは本当に嬉しい。

それと、やはり主砲・栗原の復帰。技術も向上し、精神的にも図太くなって帰ってきてくれた。もう押しも押されもしないエース。苦悩と試練の時期は終わって、さあこれからが彼女の時代です。11月の大会、来春の五輪最終予選と、本当に楽しみ。ケガにだけは気を付けて欲しい。

全体的に見ると、去年からの課題「サーブの強化」これは着実に良くなっている。強いジャンプサーブを打てない選手も、工夫して変化球サーブを、しかも何種類か打ち分ける努力をしている。これは素晴らしいですね。

課題も多く見つかった。今の全日本は、脇役の3人……竹下・高橋・木村が土台として支えて成り立っている。で、一番若くて頼りなさそうに見える木村が、実はチームの守備・つなぎの要であり、彼女の替わりが居ない。彼女が潰れると試合にすら成らないと思う。この木村の控えをどうするか。栗原の控えには、多分秋には大山が戻ってくる。しかし木村のようなオールラウンダー型の選手は、今のVリーグにも居ないのが現状だ。又大胆に若手を抜擢するか、それとも今回も選ばれた最年長・多治見を引っ張るか。

最後に柳本監督には、真の意味での泰然自若を要求したい。動くべきところで動かず、下手なひらめきでレギュラーをいじったり、なんてことは絶対にしないで頂きたい。