ヴァリボ・トルコ戦

・・・よっしゃー勝ったぞヴァリボ! トルコ撃破しました! 今回もまあー拮抗する事はあらかじめ解っていました。イタリアのピッチニーニ選手と人気を二分する美人アタッカーのネスリハン選手。日本は彼女のデータを徹底的に集め、攻撃パターンを読みブロックに生かし、それが見事的中! 彼女の仕事を半減させました。これで、まあ最悪土日負けても、決勝リーグにはなんとか駒を進められる。最低限の及第ポイントは果たしたわけです。よかったよかった。

皆さんも観ていて解ると思いますが、日本は「どかーん」とうち勝つ横綱バレーは、絶対出来ません。攻撃は非力をカバーするため、移動や時間差など必ずかく乱戦法をとりますし、守備はもう、粘って粘って相手が根負けして自滅してくれるのを待つ。「辛抱とだまくらかし」のセコイヴァリボです。その点では日本はB級であり、マスコミが言う「メダル奪還」は、正直夢物語だと思います。

しかし、それで良いと思います。負けて叩かれて、日本のヴァリボ自体がおおよそすべて徒労で空しいものであっても、日本はこれでいい。全員で助け合いながら、戦う。ここに意味があると思うから。こてんぱんに全敗しても、チーム、和を尊ぶ、東洋的農村集落的な方法論をつらぬいてほしい。勝ち負け、メダルなど小さい小さい! 行く手には、そんな刹那的なものを越えた、何か輝きのようなものが、必ずあると思うから。

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